2010年11月16日
伊万里市二里町 神原八幡宮 「取り追う祭り」

地元の祭りが12月6日(月)8時頃に始まります。
火の粉が舞う中で、にぎりめしを奪い合う奇祭「取り追う祭り」
五穀豊穣(ご・こく・ほう・じょう)と無病息災を願う南北朝時代からの伝統行事。
地区の若者が守り手と攻め手に分かれ、
新米のモチ米で作った「御供(ご・くう)さん」と呼ばれる833個の
握り飯が入った笊(ざる)を、境内の演舞場で奪い合う
攻め手は「打ーちゃえんか」と叫びながら笊を奪おうとする。
守り手は33本の松明(たいまつ)を振りかざし、「押ーしゃえんかー」と火の粉を浴びせかけて対抗。
攻め手は、水をかぶった丹前を着て、サカキの小枝を手に火の粉を振り払う。
約30分の攻防で笊が開けられ、中の握り飯が見物人に振る舞われる。
「食べると1年間無病息災の御利益が。」
祭りは南北朝時代、南朝方に味方して足利尊氏に敗れた肥後(熊本)の武将 菊池武重が、
この地に落ちのび、再起を図るため、火をも恐れぬ若武者を育てる修行をさせたのが始まりとされる。
詳しくは二里町公民館blogにて
http://nirikou.sagafan.jp/e296812.html